社員証と社章とIDを紛失。悪用されたら解雇じゃ済まない?-2
社員証と社章とIDを紛失。悪用されたら解雇じゃ済まない?
よくある事例をご紹介致します。
■後になって気づく社員証紛失の大きなリスク
ペナルティについて拒否をするという選択肢は私にはありませんし、そんな権利も持ち合わせてはいません。ただただ始末書と罰金というペナルティに従うしかなかった私。社員証などをなくしてしまったのは事実ですし、それは私の不注意が原因ですから。
ただ、その時は「そこまで怒ることかな」と思っていた私も、今ではそれとは全く異なる意識を持つに至っています。
それはそうです。社員証やIDというのは、それを持っていれば社員になりすますことができるということ。会社に入り込むことも可能ですし、もし社内の機密情報等を入手され、それを悪用されてしまえば、会社そのもののが潰れてしまうかもしれない、そんなリスクもあるのです。
これに気がついた時は、さすがにゾッとしました。
幸い、社員証などの悪用によって会社がダメージを被ることはありませんでしたが、今思えば、よく始末書と罰金で済んだなというのが正直なところ。これも全て上司が会社に説明し頭を下げてくれたからなのですが、クビになっていてもおかしくないほどの失態だったと思っています。
私の報告が遅れたことも、このリスクを高めてしまったと感じています。事態を軽く考えていたんですね。何よりも、私をかばってくれた上司に感謝です。